Album:The Only Living Boy New York
Song:The Only Living Boy New York
音楽の用語では人数の編成によって、ふたり(デュオ)、三人だと(トリオ)と呼ばれることがあります。それ以上の四重奏(カルテット)五重奏(クインテット)六重奏(セクステット)七重奏(セプテット)八重奏(オクテット)はおもにクラッシックかジャズでの呼び方のようで、いまは何ピースバンドという呼び方が一般的のようです。ふたり(デュオ)という編成は、良きにつけ、悪しきにつけ、ベクトルが相手の方だけを向いていますので、衝突すると、決裂という結論になる場合が多いようです。この”ふたり感”をもっとも醸し出しているのがS&G(サイモン&ガーファンクル)。二人の絶妙な声のカラミはデュオという編成でなければできなかったような気がします。そしてその作品の中でもこの”ニューヨークの少年”(The Only Living Boy New York)が大好きでした。じっと聞いているとこのジャケのような夕暮れのニューヨークの雑踏の中に紛れ込んだような錯覚に陥ります。とても視覚的な曲です。
実はこの曲、ふたりが決別する時にポールからアートに向けての手紙のような歌詞でした。ふたりはその昔、トム(アート)&ジェリー(ポール)という変名でデビューしてましたので、ひとりになってしまったポールの寂寥感に「夕暮れ」を感じるのかもしれません。
Tom, get your plane right on time I know your part'll go fine
トム、飛行機に乗り遅れるなよ君の仕事は、うまくいきそうだね
Fly down to Mexico Da-n-da-da-n-da-n-da and here I am
The only living boy in New York
メキシコまで飛ぶんだよねボクはずっとここにいるよ
ニューヨークに一人でね・・
I get the news I need on the weather report Oh, I can gather all the news I need on the weather report
必要なニュースは天気予報で見れるああ、天気予報さえ見れば知りたいことは全てわかるよ(天気が良ければフライトも撮影もうまく進むだろうね)
Hey, I've got nothing to do today but smile Da-n-do-da-n-do-da-n-da-da and here I am The only living boy in New York
こっちは、今日なんか何もやれる事がないんだ。苦笑いだね。ボクはずっとここにいるよニューヨークに一人でね・・
Half of the time we're gone but we don't know where And we don't know where
僕らは、まだ道半ばなのにどうなってしまうんだろう?どこに向かえばいいんだろう・・
Here I am
ボクは、今ここで一人で考えているよ
Half of the time we're gone but we don't know where And we don't know where
僕らは、まだ道半ばなのにどうなってしまうんだろう?どこに向かえばいいんだろう・・
Tom, get your plane right on time I know that you've been eager to fly now
トム、飛行機に乗り遅れるなよ君が今回、新しい世界にはばたこうと思っていたことは知っているよ
Hey let your honesty shine, shine, shine now Da-n-da-da-n-da-n-da-da Like it shines on me
真っ直ぐな君の情熱を、今輝かせて欲しいボクを明るく照らしてくれた様にね
The only living boy in New York The only living boy in New York
ボクはずっとここにいるよニューヨークに一人でね・・
Here I am Here I am
ボクは、今ここにいるよボクは、今ここにいるよ
いや、素晴らしいブログができたものです。
返信削除毎日楽しみにしています!
moonlight surferさんの今後のご活躍を是非期待致しております。
田中 十督拝
ありがとうございます。少しずつふやしていきますので、時々のぞいてやってください。
返信削除EBTGの中でも特に好きな歌です。
返信削除このヴィデオが観たくて
ずっと探していた頃がありました。
そしてようやく(時代が変わって)
youtubeで発見して、
観て、。。。。。。
最初に観た時は開いた口が塞がりませんでした。
何ですかね、これは。
うーむ、観なければ良かったのか。
こう云うのは意見が分かれるところでしょうね。
僕はノーサンキューでした。
このヴィデオはハル・ハートリーと云う
映画監督が撮ったものです。
昔良い映画を撮っていた人です。
今は知りません。
それにしてもこのブログは
素晴らしい内容に驚かされます。
実はJamesTaylor&CarlySimonの
Close your eyesを聴いて、
その雰囲気に興味を持って
色々調べていたらここに辿り着きました。
特にJamesTaylorのファンと云うわけでもなく、
JoniMitchellとのヴァージョン
(こちらが本家ですか)は知りませんでした。
両方聴き比べると色々複雑なものがあります。
面白かったです。
Shermy さん
返信削除ここへ、たどり着いてくださりありがとうございます。「散歩してたら、おもわぬ宝物を見つけた」みたいなブログにしたかったので、コメントたいへん嬉しく拝見しました。このMVがそんなに有名な監督のものとは知りませんでした。(出来はともかくとして)たぶん制作費もそんなにかけれなかったのかもしれませんね、”You Can Close Your Eyes”は私も大好きな曲で、JMとのデュエットの音源がこうやって日の目をみたことに(それも作った当時の音源ですから)、感激もひとしおです。ときどきのぞいてみてください。ぼちぼち更新していきますので・・・。