Album:ジブリ meets Bossa Nova
今の日本の誇れるもの、自動車、パソコン、携帯、ハイテクな電化製品?
どうも、この辺には翳りが見えてきましたね。では、日本が唯一誇れるモノとは?
どうやら今はアニメ、漫画文化のようです。
今や全世界に輸出され、アジア各国は元より、欧米、イスラム圏、ビンズー圏の国で、放送されているようで、戦渦の中にある国でも、子供達だけではなく大人も吹き替えられたアニメをみる時が、唯一、笑いが絶えない時間なのだそうで、ころころ変わる日本の首相よりもよっぽど「ドラエモン」の方が世界の平和に貢献しているかもしれませんね。
そんなわけで、世界中でアニメソングが流れていて、ちょっとしたアニソン・ブームになっています。音楽業界もこれに目をつけないワケがありません。アニソン・カヴァーアルバムに関しても百花繚乱、パンク、ハード・ロック、ジャズ、イージー・リスニング、ポップス、クラシックなどなど様々にアレンジされたアルバムがリリースされております。
そんな中で、全編ボサノバにアレンジされた、個人的には秀逸だと思う、2枚のアルバムを今回、取り上げてみました。
まずはジブリ・ソングを日本のアーティストがカヴァーした
「ジブリ meets Bossa Nova」内容はいうと
1. となりのトトロ(となりのトトロ) 中塚 武with 土岐麻子
2. 君をのせて(天空の城ラピュタ) viola with Kaori Okano
3. 崖の上のポニョ~Ponyo Nova Arrangement ~(崖の上のポニョ) Jazztronik
4. さんぽ(となりのトトロ) COJIROU with カコイミク
5. 風の谷のナウシカ(風の谷のナウシカ) 大橋トリオ
6. もののけ姫(もののけ姫) wyolica
7. いつも何度でも(千と千尋の神隠し) Lumiere with ellie
8. 海のおかあさん(崖の上のポニョ)sakai asuka with Sonomi Tameoka
と、こんな感じ。
あまり期待せずに聞いてみたのですが、これがアレンジがよく練られていて、BGMとしても最高のアルバムでした。中でも”1.となりのトトロ(となりのトトロ) 中塚 武with 土岐麻子”がお気に入りですが、5.の大橋トリオの” 風の谷のナウシカ”もなかなかです。ちなみに、土岐麻子さんはサックス・プレイヤー土岐英史氏の娘さん、ポップで良質なアルバムをすでに多数リリースしており、キュートなヴォーカルに魅了されます。
そしてもう一枚が、フレンチ・ボッサの歌姫、クレモンティーヌがフランス語で日本のアニソンを歌った意欲作。内容がスゴイ!
1. ラムのラブソング (アニメ『うる星やつら』OP)
2. バカボン・メドレー
3. 崖の上のポニョ (アニメ映画『崖の上のポニョ』主題歌)
4. おどるポンポコリン (アニメ『ちびまる子ちゃん』OP)
5. 風の谷のナウシカ (アニメ映画『風の谷のナウシカ』シンボル・テーマ・ソング)
6. はじめてのチュウ (アニメ『キテレツ大百科』ED)
7. ロマンティックあげるよ (アニメ『ドラゴンボールED)
8. サザエさん・メドレー
9. ドラえもんのうた (アニメ『ドラえもん』OP)
10. とんちんかんちん一休さん (アニメ『一休さん』OP)
11. タッチ (アニメ『タッチ』OP)
12. CAT’S EYE (アニメ『キャッツ・アイ』OP)
取りあげました「うる星やつら」は、まだしも、サザエさんやドラえもん、一休さん、究極はバカボン・メドレー。これをどう料理するのでしょう。
聞いてみたら、ビックリ、ボサノバに大変身!さらに、フランス語で歌われると、不思議に、おしゃれ。
アレンジは、魔法のように曲を変身させてくれるのです。
(バカボン・パパ談「これでいいのだ~」)
土岐麻子さんのCM曲は耳に残りますよ。
返信削除最近よく流れている曲で
「あなたっ~て不思議だわ あなたっていくつなの」ってやつ、
あれも土岐さんなんですよ。
こんどCDが出るってことで、そっちも楽しみ。
でもいつも思うのがあの軽やかな雰囲気。
・・・と思って調べたら、
http://www.birthday-energy.co.jp
の、「移動祝祭日」ってコラムで、土岐麻子さん自身の詳しい記事が
ありました。
ずばり「春の小川」の雰囲気。あ~なるほど~、と納得。
いやぁ、生年月日ってすごいな。
みもり様
返信削除コメントありがとうございました。土岐麻子さんの歌声、CMで流れているのを聞く機会が多くなってきましたね。キュートで素直な声は。大貫妙子さんあたりとは違った意味で癒されますね。初めて聞いたのはアルバム「WEEKEND SHUFFLE」70’sのJ-pop好きにはたまらない選曲でした。
達郎のバックでずっとSaxを担当しているお父さんの土岐英史の影響もあるんでしょうね。今後が楽しみですね。