2011年9月29日木曜日

シング・ア・ソング、その2~Dan Fogelberg


Artist:ダン・フォーゲルバーグ
Song:Longer
Album:ハート・オブ・6ストリングス~The Days Of Acoustic Guitars
Vol.2(CD-BOX)


このブログで昨年ご紹介いたしました。アコースティック・ギター好きにとっては夢のようなCDーBOXの第二弾が発売されました。今回もCD4枚組、名曲ばかりの64曲。大判振る舞いです。ワーナー・ジャパンもやってくれますね。詳細は前回のブログにも書きましたが、何がスゴイのかというと。その仕様なんですね。
まずは、68ページにわたるブックレットが封入されておりまして歌詞、解説、ギター・コード、ギター・プレイ・ワンポイト・アドバイスが1曲1曲についております。歌詞&コードネームは歌部分だけでなく、イントロ、間奏部分も網羅されておりましてコードの押さえ方(ダイアグラム)と的を射た親切な弾き方のワンポイント・アドヴァイスまであります。曲によってオリジナル・キーとプレイ・キー並びにカポ位置まで明記。さらにオープン・チューニングの場合はその旨まで明記してあるというすぐれものです。へたな楽譜や教本買うよりはこっちの方が絶対、勉強になります。

Vol.1もそうでしたがワーナー所属のアーティストだけでなく今回のDisc4はすべてCBSSonyのアーティストなので、まず米国では著作権の関係では作れないと思います。つまり日本でのみの発売なんですね。ワーナー・ジャパンよくがんばりましたね。The Days Of Acoustic Guitarsのシリーズはほんと快挙です。

さて肝心なのは収録曲ですね。

ディスク:1
1. ジェイムス・テイラー / スウィート・ベイビー・ジェイムス
2. アメリカ / 金色の髪の少女
3. トム・ウェイツ / シヴァー・ミー・ティンバース
4. オーリアンズ / 愛が過ぎて行く
5. ランディ・ニューマン / ライダー・イン・ザ・レイン
6. ニコレット・ラーソン / フレンチ・ワルツ
7. リトル・フィート / ロール・アム・イージー
8. エミルー・ハリス / パンチョ・アンド・レフティ
9. ダニー・オキーフ / クイッツ
10. ジョン・セバスチャン / ストーリーズ・ウィ・クッド・テル
11. ジョン・デイヴィッド・サウザー / ハウ・ロング
12. マリア・マルダー / ラヴ・ソングは歌わない
13. ダン・ペン / ドゥ・ライト・ウーマン, ドゥ・ライト・マン
14. デラニー&ボニー&フレンズ / 愛の歌は永遠に
15. グラム・パーソンズ / ブラス・ボタンズ
16. ランディ・マイズナー / テイク・イット・トゥ・ザ・リミット

ディスク:2
1. ドゥービー・ブラザーズ / サウス・シティ・ミッドナイト・レディ
2. リンダ・ロンシュタット / ブルー・バイユー
3. アーロ・ガスリー / ラスト・トレイン
4. カーリー・サイモン / フェアウェザー・ファーザー
5. ジミー・ウェッブ / P.F.スローン
6. ブレッド / 愛の別れ道
7. マンハッタン・トランスファー / ジャヴァ・ジャイヴ
8. ローラ・アラン / プロミセズ
9. ピーター・ポール&マリー  / 人生の裏側
10. キース・キャラダイン / アイム・イージー
11. ウェンディ ウォルドマン / ウェイティング・フォー・ザ・レイン
12. ジョン・スチュワート / デイドリーム・ビリーヴァー
13. ケイト&アンナ・マッガリグル / マイ・タウン
14. テレンス・ボイラン / シェイク・イット
15. ドニー・フリッツ / ウィ・ハッド・イット・オール
16. イングランド・ダン・シールズ / ララバイ

ディスク:3
1. ロッド・スチュワート / イッツ・ノット・ザ・スポットライト
2. リッキー・リー・ジョーンズ / ラスト・チャンス・テキサコ
3. ウ゛ァン・モリソン / ブラン・ニュー・デイ
4. ボニー・レイット / ルイーズ
5. クリストファー・クロス / 夢のささやき
6. ウォーレン・ジヴォン / ザ・フラ・フラ・ボーイズ
7. トニー・ジョー・ホワイト / ザ・トレイン・アイム・オン
8. ナンシー・グリフィス / 時の流れを誰が知る
9. ケニー・ヴァンス / ダーティー・ワーク
10. リッチー・フューレイ / アイ・ウォズ・ア・フール
11. ジョン・プライン / サム・ストーン
12. テリー・リード / リヴァー
13. ジャッキー・デシャノン / オンリー・ラヴ
14. ロッド・テイラー / アイ・オウト・トゥ・ノウ
15. ロドニー・クロウェル / ソング・フォー・ザ・ライフ
16. ジュディ・コリンズ / ターン・ターン・ターン

ディスク:4
1. サイモン&ガーファンクル / ボクサー
2. J.D. サウザー / ホワイト・リズム&ブルース
3. ロギンス&メッシーナ / ダニーの歌
4. ダン・フォーゲルバーグ / ロンガー
5. ジョン・デンバー / 故郷へかえりたい~カントリー・ロード
6. カーラ・ボノフ / 彼にお願い
7. ネッド・ドヒニー / 恋は幻
8. リヴィングストン・テイラー / ゴーイン・ラウンド・ワン・モア・タイム
9. ヴァレリー・カーター / フェイス・オブ・アパラチア
10. ドノヴァン / ラレーニア
11. ザ・バーズ / ビューグラー
12. エリック・アンダースン / リアリー・ラヴ・アット・オール
13. ガイ・クラーク / 汽車を待つ無法者のように
14. ヤングブラッズ / サンライト
15. ティム・ハーディン / ヤンキー・レイディ
16. ボブ・ディラン / ミスター・タンブリン・マン

すごいですね。曲目眺めるだけでも目眩がしそうです。特にうれしかったのが今回取り上げたDan Fogelbergの名曲”Longer”これレギュラーチューニングではないと思っていましたがやっぱりオープンGチューニングだったんですね。これで解決。Youngbloodsの”Sinlight"はすべての弦を1音さげているとか、Keith Carradineの”I'm Easy"のオープン・コードを駆使した押さえ方とか兎に角、眼からウロコの連続です。
Manhattan Transferの”Jiva Jive"なんてスイング・ジャズ系のコード進行で耳コピーも難しかったのですが今後の参考になりそうです。
ちなみに前々回に紹介したEric Andersen「Blue River」からも"Is It Really Love At All"収録されてます。

70年代の音楽が好きでしかもAcoustic Guitars弾きの方は必携です。
もちろん楽器など弾けなくても歌詞がついてますから大丈夫。
”Sing A Song"一緒に歌いましょう。
今日あったイヤなこともきっと忘れられますよ、きっと。

("Longer" by Dan Fogelberg)


("Jiva Jive" by Manhattan Transfer)



6 件のコメント:

  1. のっぽのサリー2011年10月24日 19:06

    新しいところ、チェックしてなかったら、知らない間になんと!ダン・フォーゲルバーグの「ロンガー」がのっていて、感激!(;;)
    実は私、ダン・フォーゲルバーグの声が一番好きなんです。
    第一声で、もう、きゅーんとなります。
    優しくて、ちょっと泣きが入ったような声がたまらないんです。
    しかも、なんだかすごいBOXが発売になってるんですねー!知らなかった!びっくりです!
    でも、今の時代、多くの人がこのような音楽を求めているんですね。

    北海道は、紅葉した赤や黄色の葉が、日に日に冷たい雨で落ちて、ますます切ない季節になってきましたよ。
    だから、今夜はおでんと優しい音楽で温まるとします。
    (*^^*)

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  2. のっぽのサリーさん
    このBOXの第1集には「バンドリーダーの贈りもの」が収録されています。お父さんに捧げたこれも胸キュンものの名曲ですね。もう少しすると「懐かしき恋人の歌」かな、クリスマスの時期にはかならず聞きます。まるで映画のワンシーンを見ているような切なさがありますね。冬じたくを始めた北海道もいいでしょうね。あまり雪の降らない所なので、一面の銀世界に憧れます。

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  3. のっぽのサリー2011年10月25日 10:05

    ほんと、「バンドリーダーの贈りもの」や「懐かしき恋人の歌」は胸きゅんですね。
    クリスマス近くにはいつもラジオにリクエストしています。そして、クリスマスには、「The First Christmas Morning」をしみじみ聴くんです。
    あまり人気はなかったけれど、アルバム「Windows and Walls」も結構好きです。

    ところで、「Longer」の右下の曲、誰のかなあって思って聴いたら、びっくり!
    なんと!England Dan&John Ford Coleyではありませんか?!この曲は知りませんでした!どのCDに入っているんでしょうね?
    とってもメロウで良い曲ですね~!(^^)
    彼らも大好きなんですよ~(*^^*)

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  4. ”Just Tell Me You Love Me"って曲ですか。調べてみたところ90年代の同名の映画のサントラ盤に収録されていたようです。CDとして収録されているのはEngland Dan&John Ford Coley「Vol. 1-Essentials 」みたいですね。
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0001R9P9E/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=B000083MCD&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1AX639A8177B12KK0KCP

    参考にでもなれば幸いです。

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  5. のっぽのサリー2011年10月29日 20:16

    情報ありがとうございます!こんな映画があったのですね。
    「Essentials」に入っているんですねー。
    今日みたいに大事な一戦を逃した日には、心癒される曲です(;;)(最悪…。たぶん、福岡には行けないですね…)
    先日、まだ持っていなかったDan Fogelbergの「Nether Lands」を購入しましたら、「Scarecrow's Dream」というとってもきれいな曲を知りました。これもとても良いアルバムですね。(*^^*)

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  6. 「Scarecrow's Dream」12弦ギターが印象的な美しい曲ですね。だぶんオズの魔法使いのかかしがモチーフなんでしょうね。「Dancing Shoes」も好きです。Danの初期のアルバムはアナログしか持っていませんがギターとコーラのバランスが素晴らしいですね。この頃からコロラドの自宅のスタジオで好きな時間に長い時間をかけて制作してますので、等身大の音になっていると思います。まさに一人多重録音の理想の音ですね。一人多重録音ではトッド・ラングレンと双璧をなしています。のっぽのサリー のお陰でアナログ・レコード久しぶりに引っ張り出して聞きながらそんなこと思いました。

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