Song:Why Don't We Fall In Love
Album:Anything You Want
「風薫る5月」という表現があります。同じ意味で「薫風(くんぷう)」。これは俳句の季語のようですが、青葉や若葉を吹きわたる爽やかな初夏の風という意味のようです。もう少し風のいきおいが強いと、「青嵐(あおあらし)」とか「風青し」などの表現になるようです。こんな風情のある言葉が生まれるくらい。5月の風は爽やかで、どこからとなく若葉の香りを運んできます。
先日、6月の島原でのLive会場の下見を兼ねて、久留米から相棒のY氏、PAーT氏、助っ人のO氏が来訪、夕方より早速、4人で酒宴と相成りましたが、5月の風の心地よさに誘われ、全員一致で自宅のベランダにテープルをセット、風薫る5月にアウトドアで飲む日本酒もまた格別でした。そんな時の音楽のお伴は70年~80年初頭あたりのAORなどがベストマッチかと。
そんなわけでこの曲などはいかがでしょう。
ジョン・バレンティ(John Valenti)は「白いスティービー・ワンダー」と呼ばれるほどのスティービー・フォローワー。白人ですが、ヴォーカルの声質といい歌い方といいスティービーそっくりです。
1978年に日本盤「I Won't Change 」(邦題:女はドラマティック)で初めてJohn Valentiを知りましたが、実はこのアルバムはセカンド・アルバムでその前にデビュー・アルバムがありましたが、日本ではリリースされませんでした。
セカンド・アルバムもなかなかの好盤ではありましたが、1976年にリリースされたこのデビュー・アルバムは、内容の素晴らしさと楽曲のクオリティー高さが話題となり、長い間CD化もされず、アナログ盤も数が少なく、貴重盤として、この手のジャンルがお好きな人にとっては、まさの”垂涎の的”でした。そして、2006年になってやっとCD化されました。アレンジ、ソング・ライティング共に噂に違わず素晴らしい内容でした。その中でもこの”Why Don't We Fall In Love"はイチ押しの1曲です。
被災地でも春の足音は聞こえてきていると思います。しかし、復興は始まったばかりで、春の息吹を愛でるような状態ではないと思います。
私の住んでいる島原半島でも雲仙普賢岳災害の後、火砕流の後には何も残っていない状態でした。その情景はまるで月か火星を思わせる植物のない荒廃した大地でしたが、植物の種を空から散布したりした結果、無残な山肌をさらしていた斜面にも徐々に草花や木々が再生し、現在では、「薫風」を運んでくれるまでになりました。
大地はゆっくりとですが、確実に生命を育みそして再生させてくれます。
被災された地域でも、再生されていく風景に励まされながら、生まれた土地にしっかり根をおろし、復興への道を一歩一歩前進されてことを心から願っています。
(”Why Don't We Fall In Love” by John Valenti)
(同じタイプの曲でこれも定番”Take Me To Your Heaven” by Wilson Brothers )
(もうひとつオマケで”Never Turnin' Back By” by Bruce Hibbard)
お久しぶりでーす!(^o^)/
返信削除ブルース・ヒバード、とってもいいですね。(^-^)
青い羽のジャケットの新しいアルバムまで聴けて、嬉しい!
デビューアルバムもいいですか?
春遅い北海道ですが、野球も始まり、燃えていますよ~!
フォークス戦もいただきです!p(^o^)
のっぽのサリーさん
返信削除お久しぶりです。Bruce Hibbardはいいですね。
この曲はNEVER TURNIN' BACK [1980]からです。車に二人で乗ってるやつです。これが一番オススメです。
ファーストは「A LIGHT WITHIN’」[1977]ちょっと小粒ですかね。
「Time Waits」[2000]も青い羽根の「 Heaven's Gold」[2009]もいいです。
首位決戦ですね。負けられません(笑)。
車のジャケットのやつ、聴いてみようっと(^-^)
返信削除昨日はやられましたが、今日は北九州で大暴れさせてもらいました~(^o^)/
Moonlight Surferさんは島原なんですね。
噴火のときは本当に怖かったでしょう・・・
緑が戻ってきて、ホント、良かったです。
東北の方々にも、本当の春が早く訪れますように・・・
原発の再稼動は、許しがたいですよ。