Artist:ホール&オーツ
Album:X-Static
Song:Wait for Me
ホール&オーツといえば70年代後半から80年代にかけて、一世を風靡したポップ・デュオ。R&Bテイストを取り入れたポップス~いわゆる「ブルー・アイド・ソウル」を代表するアーティストといわれています。「ブルー・アイド・ソウル」とは言葉どうり、「ブルーの瞳の白人が歌うソウル」という意味で、最初は白人、黒人双方とも、多少揶揄をこめた言い方だったようです。いまでは一つのジャンルとして確立していて、個人的にも愛聴盤がたくさんあります。日本にもR&Bに影響をうけたヴォーカリストが増えてきましたが、日本人の場合だと「イエロー・スキンド・ソウル」とでも呼ぶのでしょうか。ん~何か違和感がありますね。
ところで、ホール&オーツの中でマイ・フェイバリット・ソングなのが”Wait for Me”なのですが、これを最初聞いたとき、あるアーティストの曲と思い込んでいました。それほど歌い方、メロディーがそのアーティストの曲の雰囲気に似ていたんです。それは、このブログでも取り上げたこともありますトッド・ラングレンです。トッドの書いた曲を、このグループが歌っていたのかと思いきや、ダリル・ホールの自作ということで、同じDNAを感じたのでした。おそらく、どちらも背景には60~70年代のモータウンやフィリーソウルなどがあったのだと思いますが、似た感性を持っていたのかもしれません。
ホール&オーツとトッド・ラングレンに接点はなかったのか調べてみましたら、ありました。1974年にリリースされたアルバム「War Babies」をトッドがプロデュースしてたんですね。結果は全米第86位で惨憺たるものだったようで、その後レコード会社を移籍するきっかけにもなったようです。(このときはミスマッチだったようですね)
You-tubeをみてましたら、ダリル・ホールのTV番組(?)がありまして、毎回ゲストとセッションするという企画みたいなのですが、それにトッド・ラングレンが出演してました。
お互いの曲を歌っているのですが、これが全然違和感がなく、まるでどちらも自作の曲を歌っているような感じなんです。(声もどことなく似てますし・・・)
まさに、似たもの同士、類は友をよぶといったところでしょうか。
(Wait For Me- Daryl Hall, Todd Rundgren)
(Can We Still Be Friends - Daryl Hall, Todd Rundgren)
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