2010年4月13日火曜日

オランダのシナトラ~Wouter Hamel

















Artist:ウーター・ヘメル
Album:Nobody's Tune
Song:March,April,May

本日は、最近お気に入りの1曲を紹介させていただきます。Wouter Hamel(ウーター・ヘメル)という人なんですが、発音からして英語圏ではない名前です。実はオランダ出身。若干、32才のイケメン、ジャズ・シンガー。「シルクの声を持つジャズ界のプリンス」「新世代のフランク・シナトラ」などと表されているようで女性ジャズ・シンガー愛好家のオジサンとしては、余り触手が伸びないところなんですがこれがよいのです。クラシカルなジャズではなくかなりPopでAORぽいところもあるんですが、だぶんクラシカルなジャズなんか歌ってもうまいんでしょうね。現在までに2枚のアルバムをリリースしているようですが、世界的にも注目されているようです。(日本ではまだそんなに知られていないようですがすでにご存じの方がいらしたら、ゴメンナサイ)
とくにこの”March,April,May”はコーラスのアレンジも秀逸で、メロディーもなかなか。「新世代のフランク・シナトラ」とはちと言い過ぎのような気もしますが、今からが楽しみなアーティストです。

 はっきりいってオランダという国のミュージシャンはあまり馴染みがありません、昔ジェリー・ロスという名プロデューサーのことを調べたことがあり、その昔70年代にオランダ出身のショッキング・ブルーの”ビーナス”をヒットさせたという記憶はありますが(ブリティッシュ・イノベーションにかけて、ダッチ・イノヴェーションとも言われていたようです。)
その他には世界的なミュージシャンはいなかったような気がします。
そう言えば、つい最近リリースされた2枚のバカラック・ソング・ブック・アルバム「Who'll Speak for Love」、「Look of Love」で素晴らしい歌唱力を披露していたTrijntje Oosterhuis(トレインチャ・オースタルハウスと読みらしいのですが、舌噛みそうな名前です)もオランダの国民的ポップス歌手でした。(これもそのうち取り上げたいアルバムです。)オランダのミュージシャンも素晴らしい才能を持った人がいますね。裏を返せば、それだけ現在のアメリカ・イギリスの音楽界が経済と同じように求心力を失って来ているように思えます。(グラミー賞なんか観ててもはっきりいって、面白くないですもんね)
 とにかく、色々な国の人の音楽を聞いてみるいいもんです。

2 件のコメント:

  1. あぁ~、これいいっすね!ほとんどソフトロック(笑)
    こんなの一体どうやって見つけてくるんですか?

    返信削除
  2. 早速のコメントありがとうございました。実はこのアルバムのプロデューサーでもあるBenny Singsを先に聞いてみて、ちょっと興味がありましたので、情報収集していたら、ここにたどり着いたわけです。Benny Singsも何枚かアルバム出していますが、結局、Wouter Hamelさんの方が私の好みでした。

    返信削除